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上を向いて歩こうに感謝を


僕には腐れ縁の悪友がいるのですが(哀しい事にここ3年、彼とは一切連絡を取っていない。いやむしろ嬉しい事かもしれない)それはそれはまぁ破天荒な奴で、最高に面白い奴で。

自意識過剰なほどに自信家な奴でして、ところがそこに陰湿な印象などまるでなくて。

教養という言葉がある訳ですが、彼の場合「教養」というよりかは「強要」に近くて。

しかしその力強さのおかげで多くの楽しい思い出がある訳で。

さて、本題にしれっと入ります。

彼とのやり取りにこんなものがありました。

僕「何か悩んだら散歩がいいと思うんだよ」

彼「いや、それはわからんでもないけどな」

と続けて彼。

彼「実は散歩って悩みを増やすだけなんやで」


さぁ、彼のことです。テレビ番組に唆されていらぬ入れ知恵に、自信満々。

僕「というと?」

彼「散歩してる時に考え事をするやろ?んでいろんな事考えるやろ?そうすると元々悩んでいた事とは別の悩みが生じてしまうんや」

なるほど一理ある。なかなか面白い事を言う。
すると彼、珍しく僕が納得しかけてるような表情に味をしめだす。

彼「だから悩んだ時は何もしないのがええんやで」

すかさず僕。

僕「でも何もしないでじっとしてるからこそ、考える事以外に何もできなくなる。それこそ、悩みの増幅に繋がるのでは?」

まさに屁理屈。というよりこんな会話自体ナンセンスであるが。

誠に残念ながらここで僕の記憶は途切れている。例え偶然にも彼と再開した時に
「そういえば昔こんな事言ってなかったけ?」

なんて聞いても「は?知らんわ」で門前払いであろう。

さてさてさて。なぜこのエピソードを取り上げたのか?
実はこの記事を書く直前まで、僕は寒い中ゴミ袋を捨てに外出して、住宅街を歩いていた。
寒いからコートを着て、コートのポケットに手を突っ込み、まるで物語のワンショットに映る主人公の如く。
その時様々な事を考えていた時ふと先のエピソードを思い出した。
またそれと同時に夜の住宅街に奇妙な感覚を覚えた。
家がある!道路がある!つまり物が存在している!なんだ!この感覚は!!といった具合だ。

だからなんなんだという話であるけども、僕にはこの言葉にできない感覚が、ツァラトゥストラを「稲妻」としたあのエピソードに似ていると悟った。何か神々しいものが降りかかってきた。そんな奇妙な感覚を。

さて悪友の話に戻る。それと有名な歌謡曲にタイトルをからめた理由に。

悪友は「悩みは散歩で悪化するのだ」と言った。だが僕は彼の意見に真っ向から3年近くの時を経てやっと自信をもって、確かな自己経験をもって、反論を提唱したい。

悩みごとは散歩で悪化するのではなく、破壊されるのである。解決ではない。破壊である。そして新たな挑戦を、神々しくはあるが決して神ではない。それは誰だ!!誰が授けるというのだ!!それは他成らぬ自分自身によってである。自分自身があらゆるモノに姿を変えて挑戦を課すのだ!!何に姿を変えているというのだ。視界に映る全てのものだ。先の散歩で僕は誰かの家をみてそこに挑戦を感じた。住宅街という山脈にそびえ建つ山の一つにすぎない住宅それ自体だ。僕は新たな挑戦を授けられたのである。狂言もほどほどにと言いたげな表情であるな読者諸君。すまない諸君は言いすぎた。どうやらこのブログを読んでいるのは君だけのようだ。なんてモノ好きな奴なんだ。失礼話がそれた。挑戦とはすなわちインスピレーションである。電流である。直感である。僕はたかが家にソレを感じた。そして猛烈に感動した。新たな価値観を見いだせた。思いがけない出会いだ。

歌謡曲にからめた理由を述べよう。上を向いて歩こうというのはすなわち、顔を上げねば家は見れなかった。正確に言えば住宅街を歩く僕が、家という存在を全て認識する為には顔を上げねばならなかった。見上げる為には上を向くしかない。当たり前である。歩くための足は幸福なことに欠けずに揃っている。何かを見渡すには常に上にいなければならない。そしてソレはまた誰かに見渡されているという事である。見上げる事とは常に顔を上げる事である。ルサンチマンによって陰湿な念をもって、誰かを見上げるじゃないか!そう言いたげだな君は。ルサンチマンに基づいた感情は見上げてはいない。逃避である。僻みは「見上げて」はいない。全く別のものがそれであるように見せかけてただ上に置いただけである。だからそれは逃避なのである。

感謝は何を意味するか。当然だ。上を向いて歩こうから上を向くとはどういう事かを長い年月をかけて僕に伝えてくれた事。ソレ以外にあるものか。悪友には全くもって感謝などしていない。奴に抱く感情はただ一つ「模範であれ」それだけだ。
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